書庫のまくら

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世界遺産 005「ギョレメ国立公園(カッパドキア)」

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ギョレメ国立公園カッパドキアの岩窟群」

トルコ共和国カッパドキア地方、ギョレメ渓谷にある国立公園。

カッパドキアはトルコの首都アンカラの南東約280km、標高1000mを超える高原地帯でギョレメ渓谷の一面に、凝灰石が浸食されてできたキノコや塔の形をした奇岩群が立ち並び、幻想的な風景が広がっています。

この地には古代ローマ時代に迫害を逃れ移り住んだキリスト教徒の洞窟修道院や謎を秘めた地下都市(地下45mに達する場所もある)などが残っいる。

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奇岩群の誕生

奇岩群の誕生は有史以前。カッパドキアの東にあるエルジェス山と南西のハサン山(どちらも3000mを越える山)で、300年前に大噴火が発生。その際、火山灰と溶岩が大量に堆積し凝灰岩や玄武岩などの地層が形成されました。凝灰岩は掘削しやすかったため、この一帯で洞窟居住が発達。紀元前4000年頃にはすでに岩を掘って住みつく人々がいたと言われる。

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迫害を逃れたキリスト教

7~13世紀のギョレメ渓谷は、キリスト教徒の一大シェルターの観を呈していました。

この時期、ビザンティン帝国による偶像破壊やイスラム教によるキリスト教徒迫害などを逃れ、渓谷に隠れ住むキリスト教徒たちが急増しました。

先住者が使った洞窟を掘り広げたり、新たな洞窟を掘ったりして聖堂や修道院を造り、信仰を守ったようです。いずれも聖堂の入り口は他の岩山と見分けにくく造られた。

※ ギョレメとは「見てはいけないもの」を意味する。

しかし、そうした簡素な外観とは裏腹に、聖堂内部は華麗な色彩を使った聖像画で飾られていました。

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奇岩群観光は気球から!

奇岩群を見るときの最高の方法は、気球に乗って見ることです。

1.5時間(17,000円)から2日間(80,000円)など様々な気球観光ツアーがたくさんあるようですので行かれた場合は是非!

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☆ ギョレメ渓谷/カッパドキア、トルコの話が聴けるpodcastはこちら

http://tabitabi-podcast.com/sekaiisan/?p=997

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