世界遺産 011「厳島神社」
「厳島神社」
平清盛によって寝殿造り様式を取り入れ現存の規模に造営
厳島神社の創建は推古元年(593年)、その後、仁安3年(1168年)、平清盛によって寝殿造り様式(平安時代貴族の邸宅建築様式)を取り入れ現存の規模に造営された。
厳島神社の背後にそびえる弥山は神体山であるため、手つかずの原始林が残っている。山頂付近には弘法大師が開いたという弥山本堂(求聞持塔)、霊火堂などが建立されている。
神をいつきまつる島
社殿が海にせり出すように築かれたのは、「神をいつきまつる島」として崇められていた神聖な土地に建てるのを避けたためだと伝えられている。
鎌倉時代からは宮島全体が神社地として保護され、農耕が禁じられてきたことから、当時のままの姿で保存されてきた。
登録資産は、広島県宮島にある厳島神社の建造物群と背後の弥山を含む森林区域。
登録地域の面積は、構成資産 431ヘクタール、それを保護する緩衝地帯は島全域で 2,634ヘクタール。
引用 : 日本の世界遺産-平和が一番
https://heiwa-ga-ichiban.jp/sekai/index.html
写真提供 : 広島県